花王グループ
1887年(明治20年)6月、花王創業者 長瀬富郎が日本橋馬喰町に花王の前身である「長瀬商店」を創業したのがそのはじまり。石鹸や輸入文房具などを販売していた。
1923年(大正12年)より「吾嬬町工場」(現在の東京工場)操業開始、石鹸の生産に乗り出す。
1925年に「花王石鹸株式会社長瀬商会」を設立し、1946年に現在の「株式会社花王」に改称した。
2006年(平成18年)に、化粧品大手のカネボウを買収、子会社化した。
「花王」の由来は、同社が1890年に発売した高級化粧石鹸「花王石鹸」で、当時、洗濯用石鹸が「洗い石鹸」、化粧石鹸が「顔洗い」と呼ばれていたことから、「カオ(顔)石鹸」と名づけることとし、「香王、華王、花王」などの候補中から「花王」という文字が選ばれ名付けられた。
ソフィーナ
『ソフィーナ』は1982年に日本で誕生し、海外では、台湾(1985年~)、香港(1985年~)、中国大陸(2004年~)で販売しており、花王独自の皮ふ科学研究に裏付けられた革新的な製品や、新しい化粧習慣を提案するブランドとして各市場で成長を続けている。
ソフィーナシリーズの主要ブランド
2015年11月発売。疲れやストレス、強力紫外線。日々、過酷な環境にさらされている現代の女性たちがいつでも、いつまでも、美しくあり続けるために。多忙な毎日の中で、肌状態がゆらぎがちな女性たちに向けて、ブレない芯のある美しさの実現をめざす。
2015年10月発売。 30年以上の皮膚科学研究から生まれたハリ美容液。気になる年齢ゾーンへ、始めるなら、いま。
2020年3月発売。濃厚なこくの美容液で、やわらかく、ときほぐすように。目もと・口もとに深く効くシワ改善美容液。
2013年8月発売。2018年4月にリニューアルされた。
シミの原因を作らせない。過剰なメラニン生成を「未然」に防ぐ美白シリーズ。
「白さ」「明るさ」「透明感」のある「潤白美肌」を目指す、ソフィーナのカウンセリングブランド。
2008年9月発売。「Primavista」とは、イタリア語で “一目で” という意味。
メイクのくずれにくさを本気で追及し続けるベースメイク専門ブランド。鏡の前だけではなく、人から見られたときに若く見える顔を研究。あなたの第一印象(prima vista)を大切に考えたベースメイク。
2011年11月発売。「Dea」とは、イタリア語で “女神” という意味。
50代の肌研究から生まれた、大人のためのベースメイクブランド。「厚塗り感」のない、ぱっと明るい肌で、あなたらしい魅力や美しさを輝かせる。
1993年発売開始。 2008年12月に「AUBE couture」が発売されたことに伴って、2010年12月で一度販売を終了していたが、2017年11月発売の製品から再び「AUBE」に戻された。
「毎日キレイがうまくいく」方法を追求し、簡単に確実に仕上がるように設計されたポイントメイクアップシリーズ。あなたらしさを生かしたキレイが自然と生まれるメイクを提案している。
2010年9月発売。混合肌のための高保湿スキンケアシリーズ。べたつかず、うるおって透明感のある肌に。2018年4月に全面リニューアルした。
2008年1月発売。美白も保湿も大切にしたい、30~40代の肌のためのスキンケア。 あなたのきれいが、生まれ変わる。
50代からのスキンケア。
2016年9月に化粧水、乳液、クリーム、UV乳液がリニューアルに伴って従来の「GRACE SOFINA (グレイスソフィーナ)」からブランド名を変更。
2018年10月発売。まるで洗う美容液のような、贅沢な洗顔体験をぜひあなたも。
est(エスト)
『エスト』とは、花王が百貨店向け発売している女性向け化粧品ブランドである。
発売は2000年(平成12年)で、当初はスキンケア化粧品のみだったが、後にベースメイクアイテムを追加、2007年(平成19年)11月にはメイクアップアイテム・化粧道具が加わり、一つのブランドでスキンケアからメイクまで幅広く対応するブランドとなった。また、からだ用日焼け止めも発売されているほか、2013年(平成25年)11月からはハンドクリームも発売されている。
発売当初は「花王ソフィーナ」から独立したブランドとして展開されていたが、2017年(平成29年)9月に “essence of SOFINA technology” を明記してソフィーナ内のブランドへ移行するリステージが行われ、「花王ソフィーナ」の製品情報サイトにも掲載されるようになった。そして、「ザ ローション」「ザ エマルジョン」「ザ プロテクション」の3品目には「SOFINA」のロゴが入るようになった。
ブランド名『est』は、“essence of SOFINA technology” の頭文字を繋げて作られた頭字語である。
Curel(キュレル)
乾燥性敏感肌向けスキンケアブランド『キュレル』は、肌の必須成分「セラミド」に注目し、その働きを守り補うセラミドケアを重要視するスキンケア商品として、1999年に登場した。
乾燥性敏感肌の方に明るい気持ちを届けたい。そんな思いから『キュレル』は生まれた。フェイスケア・ボディケア・頭皮ヘアケアまで揃ったスキンケアシリーズ。
Biore(ビオレ)
1980年に『ビオレ洗顔フォーム(中性)』を発売。素肌にやさしい中性の洗浄成分MAP(モノアルキルフォスフェイト)を主成分とした洗顔料で、突っ張らない洗い上がりというコンセプトのもと、ニキビ予防のために一日に何度も洗顔する若年層に広く受け入れられた。
1984年に、前述のビオレ洗顔フォームと同じ中性の洗浄成分を主成分とした全身洗浄料『ビオレu』を発売。
1999年、『ビオレ洗顔フォーム』は『ビオレu』と共に中性から素肌と同じ弱酸性に変更された。改良を繰り返し、ビオレがたどり着いた結論は「人の肌と同じ弱酸性で肌の弱酸性を守って洗う」だった。マーケティング活動の成果から、弱酸性というそれまではあまり聞かなかった言葉を一気に浸透させ、他社も似た動きを見せている。
Bioreの語源は、「Bios」+「Ore」。 ギリシャ語で、満ち足りた(Ore) 生活(Bios)を意味している。
「ビオレu 泡で出てくるボディウォッシュ」の LOHACO限定デザインは、透かし和紙で作ったレースのような温かみのあるグラフィックをパッケージにデザインし、気持ちの良い洗い心地を表現。「ビオレu 泡ハンドソープ」では、有田焼の窯元で絵付け・窯焼きした原画をボトルに転写しているので、まるで陶器のようなやさしいデザインとなっている。その他にも様々な商品でオリジナルデザインのボトルを展開している。
Segreta(セグレタ)
『セグレタ』は、年齢による女性の髪の変化を見つめ、その美しさをサポートし続けるヘアケアブランドである。ハリ・コシのあるふんわりとした美しい髪は、大人の女性を華やかに彩り、いきいきとした輝きと自信をあたえてくれる。
シャンプー・コンディショナーのほかにスタイリングや地肌ケアまで幅広い製品ラインナップ。
「Segreta」とは、”秘密” という意味のイタリア語。大人の女性がいつまでも美しく輝き続ける人生を送るための「秘密・秘訣」でありたいという願いが込められている。
ASIENCE(アジエンス)
『アジエンス』とは造語で、“Asian (アジアン)”、“Essence (エッセンス)” および “Science (サイエンス)” に由来する。近年、人々の憧憬の対象が西洋美から乖離し、日本・中国といった東アジア諸国が持つ東洋美(Asian beauty)へと原点回帰していることに着眼、アジア女性の代名詞ともいえる黒髪の美しさを商品コンセプトに、2003年10月に発売された。
国産ブランドとして特に日本人の髪質に合わせて研究・開発されているが、同じ髪質を持つ東アジア諸国の女性も販売対象であり、日本の他、台湾・香港・シンガポールなどでもTVCMが放映されている。
Essential(エッセンシャル)
「カオーフェザー」ブランドから暖簾分けされた形で、1976年3月に発売。当時の表記は、「花王フェザー・エッセンシャル シャンプー」だった。リンスは数か月遅れて発売された。
「エッセンシャル」のテレビCMにより、髪の表面を覆う「キューティクル」の存在が広く知られるようになったり、髪のツヤを表す「天使の輪」という表現が一般化された。
“なめらかキューティクルケア” の「エッセンシャル」なら、 洗うそばからみるみる絡まりがほどけるため、 指どおり良く、 キレイな髪がスムーズに手に入る。
メリット
1970年に誕生した花王のヘアケアブランド『メリット』は、 2020年に50周年を迎えた同社の代表的なロングセラー製品となっている。
時代背景や生活習慣など、日本人のライフスタイルを見つめ、フケ・かゆみをおさえる商品からスタート。さらにその後、多くの世代の方に気持ちよく使ってもらいたいという想いからリニューアルを重ね、地肌まですっきり気持ちよく洗い上げるヘアケアシリーズとして進化し続けている。
Cape(ケープ)
公式HP
あなたのベストなヘアスタイルをキープすることで、自分らしく過ごす1日をサポートするヘアスプレーブランド。
NIVEA(ニベア)
『NIVEA (ニベア)』とは、ドイツのバイヤスドルフ社のスキンケアブランドである。日本では1968年以来、日本法人バイヤスドルフ・ホールディング・ジャパンと花王との60:40合弁会社ニベア花王が製造販売している。
1900年、薬学者でもある2代目オーナーのオスカー・トロプロヴィッツ(Oscar Troplowitz)博士、ポール・ガーソン・ウンナ(Paul Gerson Unna)教授、そして、ニベアクリームに含まれる乳化剤「オイセリット (Eucerit)」を開発したイザック・リフシュッツ(Isaac Lifschütz)博士は、「手ごろな価格の良質なスキンケア製品」を世に送り出すため、長い間、研究と苦労を重ねていた。そして、長年の努力の末に開発された「オイセリット」により、水と油が混ざることでクリームの品質安定化が実現。バイヤスドルフ創始者のトロプロヴィッツ博士が乳化剤「オイセリット」の特許を得る。この乳化剤を利用し、基礎クリーム『ユーセリン (Eucerin)』と『ニベア (NIVEA)』が作られた。
1911年12月、ドイツのハンブルクでNIVEAクリームの販売を開始した。
1882年、ポール・C.バイヤスドルフは現在のバイヤスドルフ社の基礎を築いた。8年後、薬剤師でもあったオスカー・トロプロヴィッツ博士(Dr. Troplowitz)に会社を売却。
現在、ドイツのバイヤスドルフ社は、世界に150社以上の関係会社を擁しグローバルに展開しており、日本では花王株式会社との合弁会社「ニベア花王」が製造・販売を行う。
今では多くの国で自国の商品と思われているほど浸透している。
8×4(エイトフォー)
『8×4 (エイト・フォー)』は、1951年にドイツのバイヤスドルフ社で誕生した。その後、ニベア花王がドイツのバイヤスドルフ社と技術提携をし、1974年に日本で初めてのパウダースプレーとして発売された。
エイト・フォーは、すべての人の汗・ニオイの悩みに応える制汗デオドラントである。肌も気分もいつも爽やか、毎日のエチケットに自信がもてる。
今ではヨーロッパをはじめ、世界中の人から愛され、制汗デオドラントの代表ブランドのひとつになっている。
atrix(アトリックス)
ニベア花王のハンドクリームブランド。近年は、ジェルタイプやミルクタイプの商品も発売されている。
しっとりうるおった美しい手肌の実現をめざすハンドケアブランド『アトリックス』が日本に登場したのは1971年。女性の社会進出がスタートし、女性を取り巻く環境も、女性自身も、大きく変わりはじめた時代だった。
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